Japanese Association for the Study of Developmental Disabilities


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「発達障害研究」編集委員長 就任のご挨拶

2015年3月
小澤 温

 1月31日の2015年度第1回理事会で「発達障害研究」の編集委員長を拝命いたしました。まだまだ不慣れな点も多く、力不足の面はありますが、常任編集委員と編集幹事の皆様のお力をお借りしながら、3年間の任期を全うしたいと思います。

 前任の編集委員長 菅野 敦先生の下で、投稿から掲載期間の短縮化、特集の充実、用語集の作成と出版などの大きな改革がなされました。今期も、この路線は継続しより強化していきたいと思います。

 学会誌は、学術団体活動のもっとも重要な活動の一つであり、その学会の活動内容を対外的に示す上で重要な役割があります。その意味で、今期、新たに編集委員長にさせていただいたことは、本学会における研究と成果の公表のあり方について深く考える機会を与えられたと思います。

 特に本学会は学際的なため、研究方法に関して多様なスタイルを内包している点で意義深いものがあります。それに見合った投稿水準の確保と査読体制の整備に関してはさらなる努力の必要性があると思います。あわせて、実践に基づいた原著論文、資料、調査報告などの投稿も促進し、研究者のみならず実践者の投稿が増加する取り組みも強化したいと思います。これらの取り組みを推進するには、他の学会誌の取り組みを参考にしながら、できる限り会員の求めているニーズに対応できるような学会誌にしていきたいと思います。

 就任にあたり、特に以下の点について、取り組みを進めていきたいと考えています。
  1. 特集の充実
     これまでの本学会の主要な分野である教育、心理、医学、労働、社会福祉分野における最新の情報、今日的な課題に加えて、分野横断的な課題に関する特集の充実を進めていきたいと思います。
  2. 実践者の投稿の促進
     実践に基づいた論文の投稿をより増加するために、論文執筆に関する基礎的な知識も必要と考えます。そのために、学会誌としてどのような取り組みができるのか検討を進めたいと思います。
  3. 会員への情報提供
     動向と書評を充実し、国内・国際関連学会の動向、重要な著書、論文等に関しての書評を速やかに会員に提供できるよう情報を充実させていきたいと考えています。
 いずれの取り組みも、常任編集委員のみならず幅広い会員の皆様の意見、要望を聞く必要がありますので、会員の皆様のご協力を切にお願いしたいと思います。